「ワダのその時、思ったこと、感じたこと」 (2020/12/2  №32)

閉店が続出する小売り・飲食企業

最近、小売業や飲食業の大手でも閉店の発表が相次いでいる。理由は「コロナの影響」であるが、根本的には競争過多と構造的な消費不況があると思う。

「世界で一番、スーツを売る会社」である青山商事は、この2年で約160店を閉店すると発表した。当然、社員も約1割に当たる約400人の希望退職者を募集するという。

外食のペッパーフードサービスも114店の閉店を既に発表している。ワタミも閉店を追加、2021年3月末までに114店の閉鎖を発表した。そして、居食屋ワタミの約330店のうち120店は「焼肉」に業態転換するという。業績は20年4-9月期で約731億円の赤字である。

今回のコロナ禍でサービス業全体に大きな影響が出ている。外出が減って、飲食業は店舗売上が激減、テイクアウトや宅配を実施しているが、売上は追いつかない。アパレルにしてもリモートワークが増えて、スーツなどは必要なくなっている。

しかし、そんな中でも「ワークマン」などのように、家庭着強化で売り上げを伸ばしている会社もある。