民泊最大手の米Airbnb(エアビーアンドビー)が12月10日、米ナスダック市場に上場した。時価総額は円換算で10兆円に達し「ユニコーン」と呼ばれる大型スタートアップ企業でも有数の規模の新規株式公開になった。
さすが米国の新規上場はケタが違う。このAirbnb、サンフランシスコでルームシェアをしていた3人が家賃の足しにしょうと2009年に始めた。それから12年、事業展開する地域は220ヶ国、登録物件数は740万にのぼり、ホテル最大手の米マリオット・インターナショナルの約130万室を上回り、時価総額もマリオット、ヒルトン、インターコンチの3強の合計をも超える。
民泊は自宅を破壊されたり、近隣住民からの抗議などの問題を常に抱えているが、現在までそれらをその都度乗り超えて、上場までこぎつけた。
コロナ問題もあり、規制も今後、厳しくなる可能性もある。
「しぶとい会社」のAirbnbの今後が注目である。
ナスダック本社に映し出されたエアビーのチェスキー最高経営責任者(10日、米ニューヨーク)=AP