「ワダのその時、思ったこと、感じたこと」 (2021/2/19 №52)

2020年の百貨店売上高19年比(昨対比)で25%減、生き残れるのか?

百貨店の売り上げが1965年の統計をとり始めて以来、最大の減少率で4兆2,204億円(日本百貨店協会発表)となった。1975年の売り上げは4兆651億円であるから、つまり45年前に戻ったということだ。

ピークは1991年の約9兆7,130 億円で半分になっている。勿論、コロナの影響で20年の4、5月は臨時休業をした結果でもある。

ほとんどの県には地方百貨店があり、地元の百貨店があったが、この30年間で百貨店の存在は薄れ、その大半は既に消滅して百貨店のない県が多くなっている。都市百貨店でも主力部門であるアパレルが40%くらいの落ち込みになっている。

ネット販売が益々強くなっている中、百貨店は「生き残り」の瀬戸際にある。