中国が「市場経済化」以降、ずっと成長を続けていることは確かである。
30年前に調査を行った時と5年前に行った時とを比べても大衆のファッションは変わり、自転車が車の渋滞になり、高層ビルやマンションは東京と上海とを比べても上海の方が多くなっている。このような「見た目」にも中国の経済成長が実感できる。
ましてやアリババやテンセント、ウィーチャットやファーウェイなどIT企業の成長も著しい。中国国家統計局が「公式為替レートをもとに計算したドル建てのGDPは前年比3.0%の14兆7,300億ドル(約1,550兆円)となった」と発表した。コロナ禍でも世界で唯一GDPがプラスになった。その規模は米国の7割レベルまでになり、世界のGDPの17%を超えたともいわれる。
数字を信じるなら「中国、恐るべし」である。