人生や経営の役に立つワダの一言(2021.5.21 №167)
「声なき声を聞くリーダーになる」
アサヒホールディング会長の小路明善さんが若い頃、組合専従を務めていた時に経営状況が厳しくなり、「優退者優遇措置」(リストラ)を実施した。そして500人ほどが会社を去ったという。
その時、工場で働く50代後半の方から「退職には応じるけど、声なき声を聞けるリーダーになって欲しい」と言われたという。
小路さんはそうした経験が従業員は命であると思ったという。
会社のためとコツコツ働いてきて黙って去っていく人もいる。そういう人たちの思いを受け止めて、残った自分たちで会社を再建しないといけないと思ったという。