幸せな社長のFlow days 第6回 「現場にはトップの思いが表れる」
こんにちは、関根美紀子です。
先日、テレビを観ていたら、年老いた店主が上野で
明け方までやっているラーメン屋さんが映っていました。
夜中の店内は、終電を乗り過ごした人や
夜勤めている女性
帰る家がないのかラーメンを食べ
そのままカウンターで寝てしまう人の姿がちらほら・・・・・・。
決して、夜中にあけておくことが、
売上にはつながっているようには見えません。
なぜ、年老いた店主が夜中もあけているのか?
それは、昔店主が就職するために田舎から上野に
上京した時、すでに夜中になってしまい
あいているお店が一つもなかったそうです。
心細い思いで、街の片隅で夜を明かしたそうです。
自分のような思いを他の人にさせたくないと、
始発が出るまで店主はお店をあけることにしました。
現場には、トップの思いが表れます。
もしも、売上だけを追求するのであれば、
お店は夜中に営業することはありません。
お客さまに見える部分は、
商品、サービス、人、応対、ハードなどですが、
それらを決めるものは目に見えない
トップの人生観、経営思想、企業観、社会観、理念などに
あります。
「なぜその商品を売っているのか?」
「なぜそのサービスをしているのか?」
「なぜそのような売り方なのか?」は、
すべてその下にある
お客様の目に見えないものが決めていて
全社員が理解し一貫している企業は強いのです。
この目に見えない部分を
一番最初に時間をかけて教え
共有することが大事ではないでしょうか。
「氷山を経営にたとえた考え方」
経営は氷山のようなもので、
全体の30%しか見えませんが、
その下には、その30%を支える残り70%があります。