「ワダのその時、思ったこと、感じたこと」 (2021/10/6 №91)

今まで存在していたものが消滅していく

私が住んでいるのは新宿から30~40分ほどの郊外の住宅街である。この20年くらいで新しい街となった。自然も多いし、ゴチャゴチャしていないので住みやすい。スーパーやドラッグストアー、家電店はいつの間にか競争過剰なくらいに増えた。銀行は三井住友銀行ときらぼし銀行(前・東京都民銀行)があった。

その三井住友銀行が7月に隣駅の支店と併合し、この街から消えた。この支店には法人取引先がなく、顧客はほぼ個人客であった。

3年前に店内に6台あったATMが3台になり、そして支店は消えた。20年、いや10年も経つとお客さんはネットもできない高齢者が多くなる。残ったのはATM3台である。

もう一つ、消えている話。私は通勤に私鉄と東京メトロを使う。以前メトロのホームにあった売店がほぼ消えてしまった。そして駅の窓口も両サイドにあったものが一つは無人になっているのが大半である。切符の券売機も減った。増えたのはICカードのチャージ機である。

一昔前、高速道路の料金は現金で払っていたが、いつの間にかETCになり、人がいなくなった。駅からも人がいなくなっている。どこに行ったのだろう?