人生や経営の役に立つワダの一言(2021.10.22 №186)

 「バレエは到達点のない祈りです」

日本のクラシックバレエのバレリーナであり日本人で初めて国際的に活躍された森下洋子さんの言葉である。

日経ビジネスに「有訓無訓」というエッセイのコーナーがあり、2021年7月19日の号に書かれていた。

森下さんがバレエを始めたのは3歳で、今年で70年の舞踏歴という。

バレエのことはチンプンカンプンであるが、短い文章の中でも森下さんのバレエへの愛情と、「バレエを通して様々な方とのご縁で今があり、バレーを始めてから〝1年1組〟の生徒のままなんです。もっと勉強して吸収したい」という考え方に感じ入り、共感した。

15年前にパートナーである清水哲太郎さんから稲盛和夫さんの著書「生き方」を薦められ、今でも愛読されていて、「人が生まれてから死ぬまでにどれだけ魂を磨いていけるかが大切だ」と書かれていることに共感されたという。

「バレエは完成形がない、到達点がない、生涯をかけて取り組むということに懸ける」という森下さんの生き方を感じました。