人生や経営の役に立つワダの一言(2021.10.1 №183)

「与え好きの人になりたい」

世の中には「もらい好きな人」と「与え好きな人」がいると思う。またその両方を持つ人もいる。

私は与え好きだと思っているが、はたしてどうだろうか?

自分が美味しいものを食べたら「あの人にも食べて欲しい」とつい送ってしまう。また出来るだけ手土産は持つようにしている。

私の母は与え好きな人であった。実家は親戚の人や知り合いの人が来る家であったが、母はよく手土産を渡していた。

もう何十年も前のことであるが、小学校の同窓会が何十年ぶりかにあって、久しぶりに会った同級生が懐かしそうにこう言った。

「小学校3年の時、家に遊びにいって、和田のおふくろさんからもらって飲んだコーヒー牛乳の味は忘れられない」

コーヒー牛乳や甘いモノはなかなか口にすることができる時代ではなかった。彼はその感動を「何十年たっても忘れない」と言っていた。モノだけではない。ちょっとしたねぎらいの言葉、感謝の言葉も与えることが習慣化できれば、豊かな人生になるだろう。