「ワダのその時、思ったこと、感じたこと」 (2022/2/24 №110)

日本のワクチン開発の問題

コロナ騒動から2年近くがたち、今のところワクチン接種も2回目、3回目が進むことによって感染者の減少が明確になってきている。

昨年、この感染症が拡散し始めた頃、治療薬はあるのだろうか?という疑問はあった。

その原因も中国発の新型コロナウィルスと発表されたが、それを防御するワクチンや治療薬についても情報不足で「罹ったら死に至る可能性もある」ということであった。

それから時間の経過ごとに米国やイギリスがワクチンを出し始めた。日本はないので、当然、買わざるを得ない。2020年当初、政府は閣議で6,714億円分のワクチン購入を決定している。それから、どのくらいの金額を使っているか分からないが、1兆円を超えているのだろう。

しかもワクチンによる健康被害の責任は日本側が負うという。海外メーカーの条件の丸のみを強いられている。開発できない国は従うしかないのである。

今やあらゆる感染治療薬は国家の「戦略物資」であり、国家のプロジェクトが必要だと教えてくれている。

米国は感染症対策の一プロジェクトとして「米軍」が関わっているという。その代表が今回の米バイオ企業のモデルナ社であり、開発されたmRNAワクチンである。

つまり、国家リスクとして米国では国もからんでいるということを忘れてはならない。今回のコロナは国の在り方もワクチンの面からも考えさせられる。