幸せな社長のFlow days 第9回 「心が折れやすい新入社員」

こんにちは。関根美紀子です。

部下のことにおいてご相談をうけることが度々あります。

特に新入社員においては、せっかく入社してもらったからと悩んでいる方も多いです。

先日も、とある会社の人事部長が、何かあるとすぐに落ち込む新人の女性社員に

「彼女は大学を出て英語もしゃべれるから採ったけど・・・・・」

とおっしゃっていました。

学歴だけで採用すると、このようにがっかりされる方も多いです。

以前、ある企業の採用のお手伝いをさせていただたい際

  • 受ける側は一切学歴を言ってはいけない
  • 採用する方にも知らされない

で採用テスト(面談やワーク)を進めました。

学歴がわかると、イメージで見てしまうこともあるためです。

会社にとって採用の第一条件は学歴ではありません。自分たちの理念に共感して共に働ける人材、社風にあった人材です。何よりも、そこを優先しなくてはなりません。そして、採用したら人材を人財にかえていくのが会社の仕事です。

せっかく採用したのだからと、あまりに甘くしてしまう場合があります。

特に、電通事件があってから、あまり厳しく言って問題になることもあるので、企業側も慎重にならざるを得ません。

ただ、辞めないように注意すべきことも注意しないのは、本人のためにならないだけではなく、会社のためにもなりません。

注意をして辞めてしまうのであれば、仕方ありません。たとえ、そこで辞めなくても後になって辞めることになります。

言い方に気を付けて、言うべきことはきちんと伝えるようにしましょう。

「〇〇さんのためになるから、言うね」

ときちんと向き合って伝えるようにしたいですね。

素直な部下なら、きちんと受け止めて成長していくことでしょう。

辞めたいといってくることもあります。そこにいくまでに、上司は気づいて面談したか?が大事です。

やるだけやっても辞めたいといってきた場合には、無理に引き止めなくてもよいと思います。

会社に合わないことがわかったのだと割り切り、新たな道を進むことを応援してあげましょう。

ことあるごとに声をかけ、話を聞く、そして言うべきことはしっかりと伝えていきましょう。

手間暇かけて育てていきたいですね。