近未来の心配事が日本には二つある。
一つは超高齢化である。特に「高齢者の高齢化」が本格化して、社会保障費と介護危機が日本の社会、経済にダメージを与える。これから20年は超高齢化の社会になり、病院や施設に入る人が急増する。
介護する人の数が不足し、深刻な問題になる。
また、最近、土木学会が発表した南海トラフ地震(これからの30年で70~80%の確率で発生する)の1次的な直接被害は約170兆円、そしてその被害は20年間で約1410兆円という天文学的な数字となる。
その時に日本は世界の最貧国となる。
首都圏直下の場合、1次被害は約47兆円、20年間では約778兆円となる。
インフラの耐震化をすぐ進めると、南海トラフ地震は約40兆円、首都圏直下型地震は約10兆円を投じれば被害額は3~4割減るという。
さて、近未来はどうなるか?