人生や経営の役に立つワダの一言(2020.11 №145)
「永続性こそが企業の目的であり、企業の価値を生む」
世間は一代で企業を大きくし、マスコミに登場する人をもてはやすが、私の知る限りでは、それらの会社も経営者も大半がいつしか消滅しているように思う。
確かに会社には成長させるチャンスがある時がある。しかし、無理をして借金をしてまで大きく成長させようとすると、必ず無理がくるし、時代の流れが急激に変わると、その流れに流され、沈没することもある。
それよりは少なくとも3代後までがやっていけるような経営哲学(理念)や考え方を植えつけ、内部留保を貯え、会社の幹を太くしていくことが大事である。
よくよく考えると、社長をやっていける時間はせいぜい20~25年、創業者でも30年余だろう。社長業の時間は短い。
経営は一人で走り抜く「マラソン」ではなく、タスキを継ぐ「駅伝」なのである。