高級食パンとは1本(2斤)800~1000円くらいの価格帯のことらしい。「乃が美」がそのブームの先鞭をつけた。その第2波のブームが来ているという。
理由は、銀行のATMが撤退した場所やコンビニの跡地へ出店しているからである。そういえば、私が良く通る地下鉄・神保町駅のホーム近くにも出店している。田園都市線のあざみ野駅の近くにもATMが撤退した約10㎡の跡に食品専門店が「高匠」が出店している。工場で焼いたモノをここに運び、売るだけなのでスペースは十分なのである。
同店の主力商品「湯種食パン Tokyo Rich」の価格は1本(2斤)850円で、1日に150~200本を売るという。最近は低糖質を売りにした食パンや名古屋本社の「ねこねこ食パン」(ねこの顔の形をしたパン)などが人気で全国展開を始めている。
消費の多様化といえば、それまでだが、コロナ禍の影響もあり、在宅が多くなり、「パンくらいちょっとぜいたくしようか」という傾向もあるようだ。いわば「プチぜいたく」である。
タピオカブームなどのようにならなければよいが、最終的に生き残るのは3社くらいだと思っている。