企業物価指数とは企業間取引のモノの動きの値段を総合的にとらえたものである。この企業物価の値上がりが世界的に鮮明になっているという。
原油、金属などの資源の高騰で化学製品や鋼材が値上がりした。中国の経済回復や世界の輸送費の値上がり、米国の寒波による供給制約もその要因にあるという。
そこで問題になっているのが今後、これらの問題が消費者が買う最終製品に価格が転嫁されるのではないかということである。インフレ圧力が強まれば、長期金利もさらに上昇するという観測もある。
コロナ騒動、世界の物流の停滞、米中を中心とした政治的問題などが物の供給に影響を与え、インフレになるリスクも上がってきたということである。