幸せな社長のFlow days 第70回 「信頼は効率をあげる」

こんにちは、関根美紀子です。

私の住んでいるところは、まだ自然がたくさんあります。近くの畑には、お金を置いて野菜を買う無人販売しているところもあります。

以前登った大野山のふもとに、箱がおいてありました。手書きのメニューが気になりふたをあけるとたくさんのジャムが入っていました。無人販売です。

お金は、缶の中に入れます。

小銭がない、とふたを回してみると簡単にあきました。お金が結構入っています。

千円札を入れてお釣りを自分でとります。

この売り方は密にならずにいいかもしれません。(笑)

 

こんな話を聞いたことがあります。

アメリカLAでドーナツの屋台を出しているおじさんがいました。

とても繁盛していましたが、一人でやっているので商品を渡してお金をもらう、とても時間が足りない、人を雇うと利益が減る‥‥‥。

そこで、箱を置いてお金を入れてもらうようにしたそうです。お釣りもお客様が自分でとる。回転率があがり、売上もあがったということです。

 

この二つのから

「そんなことをしたら誰かお金をとっていってしまわないかな?」

と思ったりしますよね。

山のジャムのところは聞いていないのでわかりませんが、ちゃんと缶の中にお金は入っていました。

そして、ドーナツ屋さんでは間違ってお釣銭が合わないこともあったそうですが、とられてしまうことはなかったそうです。

性善説経営ですよね。

すべてがそうなるとはわかりませんが、会社においては社員を信頼することが大事だなと感じています。

 

皆様は社員を信頼していると思いますが、信頼できないことは非効率につながります。

9.11後の空港カウンターでは、チェックのため大幅な時間を費やすことになりました。この場合は仕方がないのですが、社員を信頼できないと、余計なチェックなどをして非効率になります。

そして、信頼してもらっていないことは社員自身が感じます。自分が信頼されていないことがわかる中で、どうやってモチベーションをあげて働いたらいいでしょうか?

 

徳島にある西精工株式会社の西社長は、250名ほどいる社員全員について10分は語れるそうです。会社にお伺いした知り合いが、通りかかった社員について西社長が多くのことを語っていたそうです。

 

社員のやりたいこと、得意なこと、家族構成はご存知でしょうか?抱えている問題はなんでしょうか?

一人ひとりを理解し信頼することで社員のモチベーションはあがり、人数以上の成果を出すことでしょう。

目に見えない信頼が大事です。