欧州連合(EU)の欧州委員会が2021年7月14日、温暖化ガスの大幅削減に向けた包括案を公表した。
ハイブリット車を含むガソリン車などの内燃機関車の新車販売について2035年に事実上、禁止する方針を打ち出し、環境規制の緩い国からの輸入品に事実上の関税をかける国境炭素調整措置(CBAM)を23年に暫定導入する計画だ。
EUに加盟する国々は地球温暖化から発生する様々な問題に改善意識が強い。今流の言葉で「サスティナビリティの意識が高い」ということである。いわば〝人間の良識〟が高いということである。
この問題は中国や日本のアジア諸国、米国の高度経済成長を意識する国への警鐘でもあるが…。