人生や経営の役に立つワダの一言(2021.10.15 №185)

 「失ったものを数えるな。残されたものを最大限に活かせ(It’s ability, not disability, that counts.)

「パラリンピックの父」といわれるルードヴィッヒ・グットマン博士(1899~1980年)の言葉である。

ドイツ出身のユダヤ系神経学者で、ドイツからイギリスに亡命、第2次大戦後、イギリスの傷痍軍人たちの治療を通じて、身体的、精神的なリハビリテーションにスポーツが最適であると考え、入院患者を対象に球技大会を始めた。そして1960年にイタリアでオリンピックと同じ年に車椅子競技大会が開催され、それがパラリンピックとなったという。

障がい者ばかりでなく、私たち、一般の人にとっての生活の中でも同じことがいえるのではないかと思える深い言葉である。