「ワダのその時、思ったこと、感じたこと」 (2021/10/20 №93)

コロナ禍で資金調達に走る飲食大手!

会社が生き残れるかどうかは最後は資金繰りである。資金繰りに困らないためには日常的に健全な財務状態にして、手元資金を常に保有しておく努力をしておかなければならない。過剰投資、過剰借入は突然のリスクに対応できなくなる。

今回のコロナは突然であり、しかも1年半も人の動きが制御され、売上は激減した。

居酒屋チェーンなどを展開するコロワイド(東証1部)は公募増資や新株を発行し、約220億円の調達をすると発表した。これを運転資金に充当した借金の返済や店舗新設や改装、業態転換に振り向ける予定でコロナ後の財務健全化をはかるという。その他の会社も以下のような資金調達を行っている。

  • すかいらーくHD…公募増資で約400億円を調達
  • ロイヤルHD…長期借入金で185億円を借り入れ、100億円の融資枠も
  • ワタミ…優先株の発行で日本政策投資銀行(DBJ)から120億円を調達
  • ゼンショーHD…劣後ローンなどでDBJから300億円を調達