高級ブドウの「シャインマスカット」は今やブドウの女王で、日本の小売店でも高いモノは一房1万円ほどで売られ、スーパーでも3,000円前後で売られている人気商品でもある。
このシャインマスカットが今や韓国の輸出の主力となり、日本の5倍超に膨らんでいるという。中国国内でも日本の栽培面積の40倍超に及ぶという。海外への持ち出しを禁止する改正法が2021年4月より施行されたが、これらは数年以上前に日本から持ち出されて栽培されたものである。
2019年に日韓のブドウの輸出数量が逆転、2021年1~4月の韓国産ぶどうの輸出額は約8億円、そのうち9割がシャインマスカットだった。日本は1億4,700万円にとどまっているという。
ブドウ以外にもイチゴや高級かんきつの「紅まどんな」などが標的になっているという。今後、野菜などにもこのようなことが多くなるだろうと言われ、法的処置なども検討されている。