2021年の米国の新規株式上場会社は前年比の2倍となり、初の1000社超えになった。株高傾向に加えて特別買収目的会社(SPAC)の存在が大きいというのが理由のようである。
上場時の資金調達は合計で前年比1.8倍の3,185億ドル(日本円で約37兆円)となり、こちらも過去最高記録を更新した。
SPACの新規上場が急増したことも大きい。
有力企業との合併のみを目的とした「箱」のような会社だ。
最終的に合併先が存続会社となり上場企業の地位を得る。
21年は613社のSPACが上場を果たし、前年の2.4倍に増えたという。東南アジアの配車サービスの「Grab(グラブ)」も12月、SPACとの合併を通じてナスダックに上場した。