幸せな社長のFlow days 第80回 「幸せな社長が社員を幸せにする」
「フロー!」
春ですね。世の中で様々なことが起きても、季節は変わらず巡ります。
4月は「新入社員研修」の季節、いつの間にか新入社員のお母さんの年齢になってしまいました。(笑)和田とも船井総研で出会って30年以上の年月が経ちました。人生あっという間です。
このタイトルの『フロー』について、少しお話させていただきます。
フロー(Flow)とは、ハンガリーの心理学者チクセント・ミハイ氏が唱えたもので「人間にとって生産性の高いもっとも幸福な時間」のことを言います。たとえば、何かに夢中になって気づいたらもうこんな時間だった!ということはないでしょうか?
楽しくて仕方がない時間は、パフォーマンスを向上させます。そして、最善の結果が得られる!それがフローです。
ソニーの犬型ロボット、アイボが開発された時、まさにフローな集団であったと天外伺朗氏が話されています。
一日のうち長い時間を過ごす職場が辛いことばかりだったら、人生を無駄にしてしまいます。みんながご機嫌でフローな職場ならいいですね。
「職場が楽しくて仕方がない」そんな状態をつくれたら、困難なことがあっても協力し合い助け合い、乗り越えて成長していきます。それには、一人ひとりの感情が大きく影響していると考えます。
フローな状態を作り出すのは、ご機嫌な状態であることです。自分の機嫌は自分でとります。皆さま、自分の機嫌は自分でとっていますか?間違っても部下にとらせないでくださいね。(^^)
長年仕事をしてきて『機嫌』は、職場に大きな影響を与え、それは成果にも影響すると考えています。上司の機嫌が悪いところは、退職率も高く数字も伸び悩みます。
船井総合研究所に在籍していた間、舩井会長の笑顔しか見たことがありませんでした。エレベーターが閉まる瞬間も、振り返った時も、いつでも笑顔でご機嫌でした。皆様も、和田の不機嫌な顏はみたことがないと思います。いつもご機嫌でいる人は、人間力が高くまわりに良い影響を与えます。私は、まだまだです。(^^;
ご機嫌な状態をつくるには、考え方、言葉の使い方、体の使い方などがポイントになりますが、トレーニングで身につけることができます。
私はもともとマイナス思考でした。船井総合研究所に入社して成功の3条件「世の中で成功している人は3つの条件を兼ね備えている、それは素直・プラス発想・勉強好き」ということを教わりました。当時は、プラス思考とかポジティブシンキングという言葉をあまり聞くことがない時代のことでした。
上司がグラスに入ったコップを持ってこう言いました。
「もうこれしかないと思うのと、まだこれだけ入っていると思うのとでは考え方が違うよね。私たちの会社はまだこれだけ入っていると考える社員が集まっています。お客様もプラス発想です。だから業績が伸びています」
と‥。何のこと……?と目が点になっていたと思います。
考え方を変えて言葉も変え、笑顔を意識するように教わりました。まさにフローです!
上司がみんなそんな感じでしたから、誰かが「3時間しか寝てない」と言うと、「3時間も寝た」といえと言われ、風邪ひきそうと思うとひくから思うな(笑)、いいことがあると思えばいいことがある、とプラス発想の環境にどっぷりつかりました。
それまでは、仕事はつまらないものと思っていましたが、仕事が楽しくなりました。和田の元では、さらに自由になり翌日仕事で憂鬱に思う日はなく、あと100年働きたいです、生きていたら(笑)
ダメダメな私が仕事好きになったように、フローな職場が増え幸せに働く人が一人でも増えたらと思います。そのためのお手伝いは使命と思っています。
どこの会社で働くかで、人生が変わります。一人ひとりの人生が輝くそんな職場を(^^)/
今まで拙い文章にお付き合いいただきまして、誠にありがとうございました。
最後に、こちらの映像をお届けします。
相手の話に耳を傾け、心に思っていることを伝えること大切にしたいですね。
私たちは、常にそれができるのだから。
ありがとうございました。
関根美紀子